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中国高速鉄道の実名制 真の目的は

2011年08月12日
 
【新唐人日本2011年8月13日付ニュース】中国の高速鉄道は今年6月1日より実名制を実施。しかし温州の事故では多くの乗客が行方不明のままです。有名無実になったこの実名制に疑問の声が尽きません。一方、人権活動家によると、鉄道省の実名制導入は異見者への監視が目的だといいます。
 
近日、中国のネット上には温州事故の行方不明者のリストが掲載され、鉄道省に回答を求めています。鉄道省によると、リストアップされた29人の行方不明者のうち20人は事故当日実名を登録していなかったといいます。これに対し、ネットユーザーは鉄道省が乗客名簿を公表しないのは死亡者数の隠蔽が目的だと非難します。
 
中国のネットユーザー 游さん:「切符購入の際 必ず名前が登録されます。主に安定維持やブラックリストのためです。事故発生時には調査に便利です。しかしこの腐敗無能な政府は、名簿があるのに公表ないのです」
 
中国のネットユーザー 夏さん:「周りに鉄道部門勤めが結構います。鉄道部門は闇の世界です。鉄道部門は半軍事化部門で、追及していくと多くが絡んで来るので、今は安定維持をやっているのです」
 
中国の人権活動家によると、実名制導入の真の目的は、異見者への監視のためだといいます。
 
中国の人権活動家 胡さん:「上海の役人によると、実名制は公安部と政法委員会が掌握し、主に人権活動家への監視と、社会に不満を持つ人のブラックリスト、彼らの行動を把握するのが目的です」
 
6月1日より始まったこの実名制により、高速鉄道の乗客は実名の登録が義務付けられています。
新唐人テレビがお伝えしました。
 
 
 
 

 

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